PCの選び方

IT

職場でPCを使うことが当たり前になりました。多くの大学では⾃分のPCの持ち込みを推進しているようで、中には必須の大学もあるようです。仕事や学業で必須となるPC。仕事柄、「どれがいい?」と相談されることもあるので、PCの選び方を自分なりにまとめてみました。

メーカは日本・米国

ハードウェアに不正を働く部品が見つかり、国の機関が導入を禁止するニュースなどを見ることがあります。もし本当であれば、インターネット上で入力しているログイン情報、クレジットカード情報などが諜報される危険性があります。自分のPCにこのような部品が含まれていても、まず気づけないでしょう。そこで、ニュースに挙げられた国のメーカは避けた方が良いと思います。
メーカの中には買収により国が代わっているものもあるので、最新の情報で判断すると良いでしょう。

日本で買えるPCメーカの国は、日本、米国、台湾、中国、韓国辺りでしょうか。この中で選ぶなら日本か米国です。個人的には、CPUやメインメモリなどを細かく選択できる点が良くてエプソンダイレクト製のPCを使っています。

市販のPCには、Windows用とMacがあります。

OS

OSは、ハードウェアを管理し、利用者へ使いやすい環境を提供するソフトウェアです。
主にWindowsとMacがあります。

Windows

マイクロソフト社が開発・提供するOSです。各メーカから販売されているPCは、Windowsが動作する条件を満たしたPCです。本体を購入すると大抵インストールされていますが、OS単体でも販売しています。OS単体は、自作したPCや仮想マシンへインストールするときに使います。

Windowsには、HomeとPro(更にいくつかの)エディションがあります。Proは、事業者のような多くの利用者・機器に利用者権限を割り当てて管理する場合などに用いられます。

Windowsには、動作する最低限必要なハードウェアの要件と推奨要件があります。本体を購入するときは推奨条件を満たす本体を最低ラインにした方が良いでしょう。
必要条件や推奨条件は、アプリにもあります。よく使うアプリが高いシステム要件を要求する場合は見当が必要ですが、どれくらい必要かがよくわからない場合はWindowsの推奨条件から始めると良いでしょう。

Mac

Mac(Macintosh)は、Apple社が開発・提供しているPCです。本体を買うと専用のOS(macOS)がインストールされた状態で届きます。

何が違うのか

OS単体で見るとコンピュータとしてできることはほぼ同じです。利用者からすると操作性が違うくらいかと思います。
しかし、Apple社はPCであるMacの他にもiPhoneやiPadなども提供しており、これらの連携性が高い製品となっています。
WindowsはMacよりITの専門知識が少し求められる作りになっている感じがします。
マイクロソフト社はOSの提供に専念し、ハードウェアは様々なメーカが提供する市場戦略を取っていました。また、Windows上で動作するOfficeなどビジネス向けのアプリを提供することで、企業へ普及していきました。
MacはWindowsよりグラフィック性能が高い時期があり、誌面編集、音楽作成、映像編集などのアプリを提供するメーカがMacを選択したことから、クリエイティブな利用者に普及しました。

それぞれの文化や歴史の違いから業界で標準的に使われているOSは違いますので、仕事として、趣味として、業界、使いたいアプリの対応、モバイル機器との連携などの観点から選ぶと良いでしょう。

初めて買うならノートPC

PC本体には、大きく分類して「デスクトップ」と「ノート(ラップトップ)」があります。

デスクトップPCは据え置き型ですが高性能なものからエントリー性能なものまで幅広く、拡張性の高いものもあります。
ノートPCは持ち運びしやすいですが、デスクトップPCより性能や拡張性が狭いです。

どちらも一長一短がありますが、初めて買うならノートPCをおススメします。

使用中に停電が起きた場合、デスクトップPCでは、無停電電源装置を設置していなければすぐに機能が停止てしまいます。ノートPCは持ち運びできるようにバッテリーを搭載しているので、電源が切れても自動でバッテリーの電気を使います。そのため、作業途中のデータを保存し、OSを終了されることができます。
ノートPCでは画面が小さい、キーボードの交換ができないと感じることもありますが、インターフェース(interface:接点)が対応していればデスクトップ用の周辺機器も使えますので、大画面のディスプレイや好みのキーボードをつないで使うこともできます。

大学生はとりあえず推奨のPCから始める

大学(または大学生協)側で推奨しているPCがあれば、これから始めるのが良いかと思います。
推奨するということは、大学側でも推奨環境を前提に準備・対応しているものと考えられます。また、推奨環境以外のPCでトラブルが発生すると「推奨PCではないので対応できません」と言われるかもしれません。
更に、メーカ保証が大学生活に合わせて4年保証になっていたり、修理お預かり時の貸出機をサポートするなど独自のサービスを提供しているところもあるようです。

アカデミックパック

アプリの中には「アカデミックパック」という優待制度を設けているものもあります。通常版と同じ機能を安い価格で提供されていたりしますので、学生のうちに利用して経験値を挙げておくと良いでしょう。

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