Java開発環境インストール

IT

Java(ジャバ)は、汎用プログラミング言語とその実行環境です。
開発環境はJDK(Java Development Kit)として配布されています。

環境

Ubuntu24.04の環境を前提とします。

インストール

JDKには、OpenJDKOracleJDKがあります。
違いは、OpenJDKはオープンソース・プロジェクトとして展開されていますが、Oracle JDKはOracle がクローズドソースで維持しています。この違いがあるため、OpenJDKでは利用できない機能が少しあるそうです。

OpenJDK

バージョンを確認するには、以下のコマンドを実行します。

java -version

インストールされている場合は、以下の様にバージョンなどが表示されます。

openjdk version "21.0.3" 2024-04-16
OpenJDK Runtime Environment (build 21.0.3+9-Ubuntu-1ubuntu1)
OpenJDK 64-Bit Server VM (build 21.0.3+9-Ubuntu-1ubuntu1, mixed mode, sharing)

インストール可能なJDKは以下のコマンドで確認できます。

sudo apt search openjdk-\(\.\)\+-jdk$

Ubuntu24.04リリース直後で実行すると以下の結果でした。

openjdk-11-jdk/noble 11.0.23+9-1ubuntu1 amd64
  OpenJDK Development Kit (JDK)

openjdk-17-jdk/noble 17.0.11+9-1 amd64
  OpenJDK Development Kit (JDK)

openjdk-21-jdk/noble 21.0.3+9-1ubuntu1 amd64
  OpenJDK Development Kit (JDK)

openjdk-8-jdk/noble 8u402-ga-8build1 amd64
  OpenJDK Development Kit (JDK)

インストールを実行する場合は、以下のコマンドを実行します。

sudo apt install openjdk-21-jdk

削除する場合は、以下のコマンドを実行します。

sudo apt purge openjdk-21-jdk

OracleJDK

OracleJDKはJava Downloadsから入手できます。
UbuntuはDebian系なので「x64 Debian Package」を選びます。

バージョンを確認するには、以下のコマンドを実行します。

java -version

インストールされている場合は、以下の様にバージョンなどが表示されます。

java version "21.0.3" 2024-04-16 LTS
Java(TM) SE Runtime Environment (build 21.0.3+7-LTS-152)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 21.0.3+7-LTS-152, mixed mode, sharing)

インストールされていない場合は、以下のコマンドでインストールできます。

sudo dpkg -i jdk-21_linux-x64_bin.deb

削除する場合は、以下のコマンドを実行します。

sudo dpkg -r jdk-21

環境変数を設定

状況によっては、Javaの環境変数を設定する必要があります。
/etc/environment をエディタで開き、以下を追加します。

JAVA_HOME="/usr/lib/jvm/jdk-21-oracle-x64"

保存後に、以下のコマンドを実行してシステムへ反映します。

source /etc/environment

反映を確認するには、以下のコマンドを実行します。

echo $JAVA_HOME

複数バージョンのJavaの管理

Ubuntu24では、複数のJavaの管理にupdate-alternativesを利用しています。

追加

JDKをインストールすると自動で追加されるようですが、追加する場合は、以下のコマンドを実行します。
フォーマットは、sudo update-alternatives –install <作成するシンボリックのパス> <グループ名> <実体へのパス> <優先度> です。

sudo update-alternatives --install "/usr/bin/java" "java" "/usr/lib/jvm/jdk-17/bin/java" 1

状態確認

sudo update-alternatives --config java

環境によって以下の様に表示されます。変更するには、選択肢の番号を押します。

alternative java (/usr/bin/java を提供) には 1 個の選択肢があります。

  選択肢    パス                                   優先度  状態
------------------------------------------------------------
* 0            /usr/lib/jvm/jdk-21-oracle-x64/bin/java   352346112 自動モード
  1            /usr/lib/jvm/jdk-21-oracle-x64/bin/java   352346112 手動モード

現在の選択 [*] を保持するには <Enter>、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: 

コメント

タイトルとURLをコピーしました